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<LISMO WAVE>全国FM52局が聴けるauの新サービス KDDI開発担当者に聞く

 インターネット経由で全国52局のFM放送を楽しめるauの新サービス「LISMO WAVE」が1月26日から開始された。「FMは古いメディアではない。その魅力を再認識してほしい」と語るKDDI新規ビジネス推進本部の八木達雄・メディアビジネス部長に、新サービスの狙いを聞いた。(毎日新聞デジタル)

 「LISMO WAVE」では、auのAndroid搭載スマートフォンおよびau携帯電話の対応機種で、3GやWi-Fi通信を利用して、全国52局のFMラジオ放送を、放送エリアに制限されることなく、全国どこでもクリアな音で聴ける「ラジオチャンネル」と、Wi-Fi通信で音楽映像を楽しめる「音楽映像チャンネル」を提供する。TOKYO-FMのJFN系列とJ-WAVEをはじめとするJFL系列のFM局がともに参加した。放送中に気になった楽曲の情報を見たり、そのまま楽曲を購入できる。番組表のチェックやTwitterで情報を確認することもできる。「音楽映像チャンネル」は5月の開始を予定している。「ラジオチャンネル」の月額情報料は315円。5月末までは無料。

 auでは、他キャリアに先駆け、02年に「着うた」配信を開始、翌03年にはFMチューナーを搭載した端末も発売。08年からは全国FM連合とともに「MEET THE MUSIC」キャンペーンを毎年行うなど、FM局との関係性は深かった。「FMの魅力は非常にあるなと思っている中で、ラジオを聴ける環境が減ってきているというFM局さんの危機感もありましたし、音楽業界もFMはアーティストを育成する場というところがあり、FMを再認識してもらえるような活動ができないかと考えた」ときっかけを語る。

 企画のスタートは09年秋ごろ。KDDI側からFM局に提案した。先行して始まっていたパソコンなどでラジオが聴けるサービス「ラジコ」との関係で多少の懸念はあったものの、「ラジオを聴く機会を増やす」という点で共感を得られた。ただ、企画を進める上では、権利関係をクリアにするという苦労も。「“土地勘”が無かったんですよ。権利状況がどうなっているのかが分からなかった」と振り返る八木さん。JASRACなど著作権団体だけでなく、著作隣接権、レコード協会や事務所サイド、天気や交通情報、パーソナリティーや出演者の理解……と許諾を得る作業が山積みで、FM局と協力しながら地道に対応していった。現状ではCMはほぼ抜いてあるが、徐々にCMも放送できるよう、広告代理店とも協力していく方向だ。

 AM局も聴きたいというユーザーの声に対しては、「まだテーブルについていないので分からないが、ユーザーさんにニーズがある以上はやっていきたい」と前向きだ。サービスは始まったばかりだが、Twitterなどでは「東京に出てきて聴けなかったあの局が聴ける!」といった喜びの反応が多く、音質についても評価は上々だという。ただ、現状ではユーザー層は30代男性が多数。「FMの魅力を再認識してもらったのは大きい。次のステップとしては今までFMを聴いていなかった人にどう届けるか。そういう人たちにとって、FMというのは新しい体験だと思うので、そこをやらなければ意味がない。音楽をケータイで買っていただいている若い人たちに、まずはアプローチしたい」と話す。

 02年に「着うた」、04年に「着うたフル」、06年に音楽を柱としたエンターテインメントサービス「LISMO!」をスタートした。「楽曲をバックアップできるPCソフトを作ろう」「じゃあ端末共有のソフトでいいんじゃないか」というアイデアが生まれ、「携帯全体を音楽プレーヤーにしてしまおう」との意図で始まったのが「LISMO!」だった。Androido搭載機種も本格的に登場してきたが、「そうなったときに、ここでも『LISMO!』だよねということを認知させたいので、まずはアンドロイドでの音楽サービスを充実させたい」と話す。

 本格的なスマートフォン時代の到来に際しては、「LISMO!」の音楽プレーヤーにポータル的な機能を持たせることを目指しつつ、プレーヤーとしての機能も向上させていくことが重要と見る。「これからはユーザーの接点がすごく大事になる。今までのフィーチャーフォンっていうのは、いきなりうちのポータルサイトが見られたり、NTTドコモさんだったらi-modeが見られますよということだったけど、アンドロイドになるとそうじゃない。結局はアプリのストアということになると思うから、この音楽プレーヤーをユーザーの接触面にして、そこからいろいろな情報が見られたり、コミュニケーションに入るのもあると思う。だからプレーヤーを統一してきっちり作っていくのはすごく大事なんです」と展望を明かす。

 「このプラットフォームをうまく使ってもっと他に考えられるかなと思っている」という八木さん。今後に掲げるのは、ネットワーク側にコンテンツがあって、ストリーミングでコンテンツを楽しむ「クラウドミュージック」だ。端末やネットワーク環境の飛躍的な向上で「ダウンロードしてきたものと同じくらいの操作感で、すぐに再生できる環境になってきた。クラウドミュージックみたいなものは徹底的にやっていきたい」と意気込む。さらに、プレーヤーの再生履歴を生かして、コンテンツそのものだけでなく、その周辺情報を提供するなど「コンテンツに“付随する体験”みたいなものをうまくサービスに転化できないか」と可能性も探っているという。

 「ぼくらはプラットフォームを提供しただけ。コンテンツの中身に手を加えたわけじゃない。でも、大事なのは“ライブ感”だと思うんです。同じ番組を一緒に共有しているという感じはすごく大事なんだと思っています」と新サービスの魅力を語る。「だから、アーティストのライブやお笑いのライブ、イベントといった普通のライブみたいなものも、このプラットフォームを使ってやっていきたいというのはあります」と語る。

 「ラジオは今までエリアに限定されていて、大阪にいても大阪弁じゃないみたいなところもあったんですけど、これからはもっと地域性を出してほしいですね。このサービスで全国で聴けるがために、もしかしたら番組の編成も変わっていくんじゃないかなという気はしていますし、それなりのインパクトを与えるものになりたい」と語る。「あとはソーシャルメディア展開。Twitterとかもそうですが、以前からいろいろな人が言っているように、ユーザーとコミュニケーションを取りながら番組編成を変えていくということができるようになると思う。ユーストリームやニコニコ動画でしかできないわけじゃない。今まで放送でやっていたものが変わってくるというようなことはあるんじゃないでしょうか。とにかく使って参加してほしいですね」と呼びかけていた。
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