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[FT]携帯端末へのサイバー攻撃が深刻化

(2011年2月8日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 コンピューターハッカーによる携帯端末機器への攻撃が増加している。その手口は、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット型端末のセキュリティー上のリスクに関する利用者の無知につけ込むものである。

■「狙い撃ち」ウイルス46%増加

 セキュリティーソフト大手の米マカフィーによると、携帯端末だけを狙い撃ちにするウイルス(悪質なソフトウエア)の量は昨年46%増加した。

 当初はノキアのスマートフォンの基本ソフト(OS)「シンビアン」を狙っていたハッカーはその後、市場シェアの変化にともない、米アップルの「iOS(アイオーエス)」やグーグルの「アンドロイド」を標的にし始めている。

 英調査会社カナリスの先週の発表によると、アンドロイド搭載のスマートフォンの出荷数は昨年第4四半期に初めてシンビアンを上回った。アンドロイドは設計図が公開されたオープンソースソフトで無償で使えるため台湾・宏達国際電子(HTC)、韓国サムスン電子、米モトローラをはじめ多数のメーカーが採用している。

 最近、研究者たちによってアンドロイド搭載の一部のスマートフォンのセキュリティー上の欠陥が確認された。ハッカーがそれにつけ込み、個人情報を盗み出したり、違法なソフトウエアを利用者の知らぬ間にインストールして会話を盗聴・記録するなどの危険性があるという。

■攻撃増加、企業顧客の不安材料に

 グーグルは声明で、「研究機関と協力し、報告された問題で早急に対策を取る」と表明した。

 セキュリティー上の欠陥は企業顧客の獲得を目指す携帯メーカーにはとりわけ大きな不安材料だ。

 カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)が製造するスマートフォン「ブラックベリー」は、高度な暗号化技術を用いた電子メールをはじめとする独自のセキュリティー機能で企業幹部や官庁職員に支持が多い。

 複数の携帯メーカーはアンドロイド搭載の次世代商品にテーラーメード型のセキュリティー機能を追加することで、企業顧客や増加傾向にある個人のビジネスユーザーへのアピールを狙う。

 マカフィーの欧州・中東・アフリカ地域のセキュリティー・戦略担当責任者グレッグ・デイ氏は、携帯電話へのハッカー攻撃は目新しくないが件数は着実に増えていると警告する。スマートフォンなどの携帯端末をPCの延長として利用する人は多いが、その際、銀行口座番号や個人情報を、PC同様に保護することを怠ることが多いという。

■ソフト販売サイト悪用のケースも

 ハッカーは、既存のスマートフォン・ウイルス「ゼウス」などを利用して迷惑メールでパソコンに入り込んだり、ソーシャル・ネットワーキング・サイトを通じて「なりすましサイト」のリンクを送付したりする。

 またアップルのアプリ販売サイトとして人気がある「アップ・ストア」を利用して正当な携帯ソフトやゲームにウイルスを埋め込む手口もあるという。

 マカフィーは、携帯端末へのハッカー攻撃は件数としてはPCに比べわずかだが、ハッカーは「何が利用者の人気を得ているか、最小の努力で最大の成果を上げるにはどうしたらよいかを絶えず考えている」と利用者に注意を促している。

By Mary Watkins

(c) The Financial Times Limited 2011. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.
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