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早い段階で失敗すべし! グーグルのスマートフォン向けゲーム作成術【GDC 2011】

●いろいろと実験を続けていくことが大事

 2011年2月28日~3月4日、アメリカ、サンフランシスコのモスコーニセンターにて、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2011が開催。世界中のゲームクリエイターによる、世界最大規模の技術交流カンファレンスの模様を、ファミ通.comでは総力リポートでお届けする。

 GDC開催1日目と2日目は、それぞれのジャンルに特化したセッションが取りまとめて行われる。列記するだけでも以下の通りだ。

ARTFICIAL INTELLIGENCE SUMMIT(アーティフィシャル インテリジェンス サミット)
GDC EDUCATION SUMMIT(GDC エデュケーション サミット)
GDC SMARTPHONE SUMMIT(GDC スマートフォン サミット)
INDEPENDENT GAMES SUMMIT(インディペンデントゲーム サミット)
LOCALIZATION SUMMIT(ローカリゼーション サミット)
SERIOUS GAMES SUMMIT(シリアスゲーム サミット)
SOCIAL & ONLINE GAMES SUMMIT(ソーシャル&オンラインゲーム サミット)

 これらのサミットは、そのときどきのゲームトレンドを反映する形で実施されてきた。つまり、上記のラインアップを見れば、ゲーム開発の潮流がある程度わかるというわけだ。なかでも、ここ数年はスマートフォンやソーシャルゲーム関連のセッションの存在感が増しているとの印象がある。果たして、スマートフォン開発の熱気はどのようなものなのか? それを確認すべく、開催初日の2011年2月28日に“GDC スマートフォン サミット”の一環として行われた、グーグルのプロダクトマネージャー、ジェニー・リーズ氏による“Creating a Social, Location-based Smartphone Games in 5 Weeks(ロケーションベースのソーシャルゲームを5 週間で作る)を覗いてみた。ロケーションベースとは、ユーザーの位置情報を利用するシステムのことで、今回リーズ氏が企画したのは、旅行をモチーフにしたゲームだ。講演では、スマートフォン向けゲームを5週間で作り上げようとする、リーズ氏の試行錯誤ぶりが語られた。


 リーズ氏がまず“学ぶべき原則”として挙げたのが、“できるだけ早い段階で失敗すること”。早い段階で失敗すれば、資金、時間、信用などを節約できる。「シリコンバレーでは失敗は受け入れられています」(リーズ氏)というのだ。ご存じの通り、シリコンバレーはサンフランシスコの南に位置するIT企業の一大集積地。グーグル本社もこのシリコンバレーにあり、シリコンバレーでは失敗は前向きに受け止められているようだ。

 その上で指針となるのが“Pivot”だとリーズ氏は続ける。“Pivot”とは、本来は“かなめ”といった意味合いの言葉のようだが、リーズ氏は「学習したことを活かし、そのデータをしっかりとした実感を伴って実験する」と説明。リーズ氏は実際に『ウォーキングツアー』という世界の都市を巡るゲームを考案し、実際に自分の“仮定”をテストしてみたのだという。自分では“わかっている”と思っていることでも他人にはそうではないこともある。アイデアが人と世界に合致しているかどうかを調査するのがテストの目的だ。

 おつぎはゲームにクーポンをつけるというアイデアを思いつき、実際にテストしてみた。ユーザーの反応は倍になったが、300人のうちゲームを遊んでみると答えたのは27%のみ。「人はやる気があっても実際にはやらないことも多い。でも、ときには自分の直感を信じて進めることも必要」(リーズ氏)と、クーポンを盛り込んだゲームの企画を進めることに。

 そこで実際に最終的なゲームに近いものを作ってテスト。その際考慮に入れるべきは、「何をテストするのか、明確にすること。実際にコアになるシステムなど、肝心な部分にフォーカスしてテストすることも重要」とリーズ氏。そこで、リーズ氏が実際にテストしてみたところ、多くのユーザーはソーシャル要素には無関心で、クーポンのほうが大事という結果が明らかに。

 「今回アイデアはよかったのですが、実際のゲーム化には届きませんでした。これは早く失敗した例です。いろいろとテストを続けていくことが大事だと思います」とリーズ氏。まさに自身が“学ぶべき原則”の第1に挙げた“早い段階での失敗”を地でいく事例となったわけだが、失敗を恐れずにさまざまなアイデアを実現しようと積極的に取り組むグーグルという会社の社風の一端がうかがえる。そしてまた、気軽にプロトタイプを作ってトライ&エラーをくり返すことができる、スマートフォン向けゲームの強みも見た思いがした。

 最後に、おまけとして、リーズ氏が今回の試行錯誤の過程で学んだ、6つの教訓(?)を紹介しよう。お恥ずかしながら、記者の拙い訳文もつけてみましたが、なんとなく超訳なので、あくまでご参考程度に……。

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